お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

東京大空襲76年

明日で東日本大震災10年を迎えるが、今日は東京大空襲76年の日である。一夜にして10万人以上の市民が命を落とした、史上最大の大量殺人がアメリカの手によって行われた。くまなく探したが、テレビにも新聞にもまったくこのことは見当たらない。いわばこの事件は76年経って、完全に風化し、忘却の彼方に押しやられたのである。明日はおそらく、テレビは朝から新聞は一面を飾って、大震災の報道で満ち溢れるであろう・・・

それであえてふれる。その時は渋谷に住んでいて小学5年だった。幸いにして圏外で、下町の空がぼうっと赤くそまっていたのを見覚えている。翌日母親といっしょに駅へ行ったとき、店屋で神田で焼きだされた男性に出会った。ただ逃げるだけだったのひと言だったように思う。これに続いた空襲で、東京にいては危ないので、5年生になって富山へ児童疎開した。その後住んでいた渋谷の家は空襲で焼失したが、わが家はその前に大森に引っ越していたので、運よく免れた。

今日はお天気なので、昼からはネギ種をまいたり、エンドウを選って二本立ちにしたり、畑仕事をした。