お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

転々と居を変えてきた

今日は新年を迎える年末掃除で、はじめに玄関とアプローチをした。アプローチは石畳にしてあるが、もう35年も経つとボロボロで次々にタイルが剥げてくる。それでも水洗いしたら、少しは見よくなった。あちこち傷だらけだが、この家を終の棲家とするつもりなので、もう手は入れず、このまま大事に住み続けたいと思っている。
思い出せば、転々と居を変えてきた。誕生は渋谷や鉢山の借家で小学5年までいた。そして学童疎開で一人家を離れ、富山県のお寺で半年送った。終戦とともに東京に帰ったが、渋谷は空襲で焼けたので北千束の遠縁宅に、それから大森の新井宿へ、それから蒲田へ、それから北品川へ、大学卒業後は大島へ、そして東京オリンピックの年に金沢に移住した。独身時代はずっと家族といっしょか、下宿住いだったが結婚を機に、金沢でアパート暮らし、3年後に近くの一軒家を購入し、初めてマイホームを持ったが、そこで災害にあってしまった。一時鶴来に仮住まいした後、野々市で新築した。そして、そこが狭くなったので、いまの地に新築移転した。
数えると、わが居は13になった。それぞれの居にそれぞれの想い出があるが、いまの家がいちばんかな・・・