お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

続首相の館

今日視聴したのは、先日の首相の館の続きで、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄、三木武夫の4首相が登場した。
池田邸は、信濃町にあった大蔵省官舎を増築して、そのまま使ったとのことで、有象無象の集まる場所になったという。信濃町へ行けば、ただで飯が食えると言って、学生まで押し掛けた。その分家族はたいへんで、公私の別のない生活だったという。戦後起きた民主化の波を感じた。

鎌倉にある佐藤別邸(現鎌倉文学館)は加賀藩の前田候別邸の一部を借りて、週末をここで過ごしたとのことで、山を背に海が臨める、大磯を上回る景勝の地にある。訪ねてみたくなる所である。

目白御殿といわれた田中邸は、出世と屋敷が比例していて分かりやすく、池田邸に通じるものがあるという。

引越し魔といわれた三木首相の最後が南平台の邸宅。この応接間が政治の舞台になったといい、暖炉があって、ここで機密書類は自ら燃やしたという話が印象に残った。

南平台は渋谷区にあり、わがが生まれた鉢山にもまたがる大邸宅が並ぶお屋敷町だった。貸家に住みながら、良家のお嬢さんといっしょに通学したむかしを思い出した。