お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

物忘れのこと

今日の放送大学の話は、アルツハイマー型認知症についてだった。認知症の原因になる病気では、いちばん多く、65歳以上の調査では、5,60%の人はこれとのこと。
病理的には、脳の萎縮していく病気で、その画像に老人斑といわれる黒い斑点がみられるという。

だれもが、加齢とともに人の顔は分かっていても、名前がでてこないとか、物の名がすぐ出てこないとか、いわゆる物忘れをするようになり、とても気になってくる。しかし問題は、その物忘れが加齢によるものなのか認知症からなのかである。

話の中でその違いが上げられた。どんな病気でも早期発見がいいとされるが、認知症の初期症状で見逃せないことは、①数分から数日前に覚えた記憶の喪失、②個人的な体験全体の記憶喪失の二点だそう。さっき何を食べたかを忘れ、さらに食べたということ自体を忘れてしまったら、認知症のはじまりだ。
こわいのは、加齢はゆっくりだが、認知症は1,2年で悪化することと、明確な治療法がないこと。