お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

鶴来の町

今日は義母の7回忌で、二人してお里である鶴来に行ってきた。

鶴来は、いまは町村合併で白山市になったが、歴史的には縄文遺跡もある古い町である。奈良時代から平安にかけて確立した白山信仰の加賀の拠点、白山比竎神社があって、宿場町として栄えた。
また、剣(つるぎ)と称した時代もあったとおり、鉄製品の刀剣や農具の生産地でもあった。手取川扇状地の扇頭部に位置し、加賀平野開発の拠点にもなった。
室町期には、鉄器の普及によって沼地の水田化が進んで、扇状地は豊かな加賀平野となった。

わが町はその加賀平野の中央部にある。戦国時代に100年間、百姓の持ちたる国といわれた一帯である。その絆となったのは浄土真宗・・・縁あって檀家の娘をもらい、その坊さんのお説教を受けてきました。

写真は、獅子吼高原と今も残る老舗の酒屋。