お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

80代を迎えて

今日から連休ということだが、こちらはいつもと同じ、一日畑で、きもちがよかった。
何もなかったので、写真も撮らず、会報に載せる原稿で、お茶を濁します。

        80代を迎えて
                               
 今春、おかげさまで、私は満82歳の誕生日を元気で迎え、また一年で一番美しい新緑が目に染みる季節に出会えました。親の高齢出産がわざわいしてか、重湯で育ち、子どもの時から、弱い弱いといわれてきた身にしては、果報としか思えません。
 両親はともに57歳で世を去りましたので、その子である私にとりましては、80歳の壁を超えられるとは、まったく思ってもいませんでした。身体的には、長生きの家系ではなく、むしろ結核、糖尿病、高血圧などの血筋と懸念してきました。
 そのとおり50歳を過ぎて、糖尿と診断されましたが、通常10年過ぎると発症するといわれている合併症にもならずに、28年も元気で過ごせてこれたのは、何といっても真行と健康の自己管理を続けてきたためと自負しています。
 人がみな長寿を願うのと同じく、私も長生きしたいと思いますが、それも健康寿命でなければなりません。80歳代に入って、その意識がいちだんと高まってきました。
 人は、年を取ると共に身体が老化してくるのは自然の理で、だれしもいずれは直面します。異なるのは、早いか遅いか、重いか軽いかです。この身体の老化の問題にどう対処していくかは、人生に必須のテーマといえます。
 年金生活に入ってから、せめて70代は元気で、社会的な仕事も続けたいと願って、前半は林間学校を何とかさせていただけました。しかし後半は、体力と機能の低下がじょじょに進んで、まず耳が遠くなり、鼻、目、足腰と病院のお世話になる機会が多くなりました。ただ、がんや他の大病にならずに過ごせたことは、感謝するばかりです。
 そして80代を迎えました。耳は遠くなりましたが、鼻はよくなり、目は白内障手術で回復し、足腰は完治はしませんが、畑仕事もできますし、日常生活を送る上で、今のところ支障なしです。そして、1年ほど機能性下痢に悩まされましたが、それから回復してからは、これまでにないほど体調がよく、現在に至りました。
 いまの目標は、この80代の一日一日を、元気で、明るく楽しく、したいようにさせていただき、感謝して送り、クリアしたいと願っています。