お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

病名は胸膜炎

8週間にわたる長期入院を終えて、今日で三日目になるが、まだまだ足腰が重くて、歩けることは歩けるものの、回復には時間がかかりそうだ。元の身体に戻れるようにつとめるしかない。今日はさっそく放置されていた畑を見回って、スナップエンドウを収穫した。

子どもの頃からあまり丈夫なほうではなかったが、これまで病気は風邪以外には20代で肺尖の軽度結核、40代で虫垂炎、50代で歯槽膿漏と糖尿を患っただけで、いずれも大病ではなった。それを今回はじめて経験した。病名は胸膜炎で、胸に水かたまって、肺が圧迫され、呼吸困難となり、悪くすると窒息死の恐れもあるという病だった。わがのケースは右胸だけだったが、その原因となったのは、昔の結核菌が再生して、暴れ出したからだった。入院して胸に管をさして、溜まった水をぬくだけでひと月近くかかった、その間は寝たきり状態のままだった。

わがは結核の家系で5人兄弟中4人までなった。わがは25歳で右肺尖を患ったが、2,3年で回復した。その後60年間静かにしていた菌が、いまに至って再生したのである。これには、自分自身がほんとうにびっくりした。老化が進むとともにわが免疫力が低下したからのようである。