お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

文化の商品化

今日視聴したのは「文化の商品化」だった。

グローバル化が進展する中で、和製英語のコスプレやカラオケ、ロンドンの回転寿司店などの日本のアニメ、食文化の例がはじめに紹介され、つづいて太平洋諸島の伝統文化が観光資源となって、変容していった例が紹介された。

ハワイのフラも宗教儀礼だったもので、上半身裸のダンスがキリスト教化がはじまってから、女性は胸を覆うようになり、コスチュームも洋風化を取り入れた。他島のダンスも習った。
人気のファイヤーダンスなどは、戦後にサモア人がナイフを松明にかえて作り変えたという。
ペンテコスト島のナゴールというツタを足にまいて落ちる通過儀礼は、いまはバンジージャンプとなった。
そして、最大のショウになったのが、奴隷文化が起源のサンバフェスティバルとのこと。

日本のことでは、観光地化した川越が紹介された。はじまりは、さびれゆく商店街の活性化で、江戸時代にはじまった蔵造という伝統建築文化がコミュニティの活性化に結び付いた。
東京から日帰りで行ってこれるので、日本文化に興味のある在日外国人向けの格好の観光スポットだそう。

先だって、奥能登の農耕文化である「あえのこと」が観光のため毎日行われることになったと報じられた。田んぼで稲を育てる労働より、はるかによい収益を地域にもたらすにちがいない。

視聴していたら、職員がやってきた。テレビ局の取材で、後姿を撮ってもいいかという・・・放送大学の宣伝に一役買いました。