お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

タトゥーの話

今日の講義は衣裳文化の話だった。

自然環境に適応するために身体を覆うということから進化して、多様な文化となった衣装の意味を知った。
オマーンのサラーラ(砂埃と太陽光から守るため、全身を白い布で覆う)からはじまって、サモアの正装、アフガン女性のブルカ、近年のファッションショーなど、バラエティに富んだ話で、最後は肌に直接のタトゥーだった。

タトゥーはポリネシア語にはじまるというが、身体に入れ墨をする文化は歴史的には古くからあったといわる。
これが広がったのは、18世紀クックの航海日誌に記したハワイで見たタトゥーがヨーロッパで紹介されたからという。
サモアでは植民地時代に禁止されたので、消えかかったが、独立とともに、民族アイデンティティとして復活した。男性は幾何学的模様、女性はカメやイルカなどの動物をほる。

銭湯通いだった子どもの時は、たまに背中全体に見事な入れ墨の大人を見かけたものだった。たいてい花模様だったと思う。
原始宗教的に始まったタトゥーが、現今はファッション文化となっていてる。

大雪警報が出ている。外に出ても、一向にその気配を感じないが、この時期を無事に乗り越えたい・・・