お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ノマド的生き方

新年になって、はや放送大学は開講したので初登校した。去年から文化人類学の講義を視聴しているが、今日は定住(農耕)と遊動(狩猟採集、遊牧)の文化の話だった。

遊動(ノマッド、ノマド)は聞きなれない言葉だが、近年のネット社会では、パソコンさえあれば、会社以外の場所で、また時間にもとらわれず仕事ができる(例えば、喫茶店でコーヒーを飲みながら、パソコンを広げている)ということから、ノマド的生き方が問われるようになった。

現に、講師は大学に勤務していて、研究室のわずらわしさを逃れては、一人誰も来ない戸外に出て仕事をするという。何かの時も、携帯があるので行方不明ということにはならない。

人類史を500万年とすると、499万年は遊動の文化で、定着の農耕文化はわずか1万年で、人類はこの長い遊動の生活を、そう簡単には止められないのでは・・・
今も遊動の生活をするアフリカの狩猟採集民(バカ族)の研究では、同じ場所にいるのは、2,3週間ほどで、移動する。それは食べ物の不足もあるが、遊動のための移動としか思えないという。
近年政府は、定住化をはかっていて、部落を作らせたが、そこから逃げる者があり、また好物である虫が発生すると、空っぽになる。

嫁さんのお里から、烏骨鶏カステラをいただきました・・・こんな時しか食べられないカステラ。