お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

認知的不協和理論の話

先日の錯覚の講義は、認知的不協和理論の話だった。アメリカの社会心理学者フェスティンガーが提唱した理論で、思考の錯覚とはいえないが、人間の心の歪みと言えるかもしれない。

イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話がよい例と言われるが、フェスティンガーは学生で心理実験を行って、その理論に到達した。

人間は、行動と態度の一貫性を維持するため、自らの行動に問題があっても、自己の非を認めるよりは、自己を正当化しようとする心理がある。正当化を求める錯覚とも言えそうで、入会儀礼の効果などは、マインドコントロールにも通じるという。
講師が「予言がはずれたとき」という本を紹介したが、宗教教団では予言がはずれると、例外なく拡大するそうである。信者のエネルギーが、はずれたことにより、新たな信者の獲得に向かうという。

いい勉強になりました。写真は、今日の仕事と鉢植えのスズランスイセン。

認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話が知られる(ウイキペディアから)