お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

記憶の錯覚

今日の講義は、記憶の錯覚という話で、とてもいい勉強になったと思う。

目撃者の事実とは異なる誤った証言で冤罪になったという事例を聞いたがあったが、実際にはなかった、架空の出来事が、実体験として記憶されてしまうことがあるという。

アメリカの心理学者エリザベス・ロフタスの研究で、誤情報効果がおきることが実験的に証明された。
ワシントン大学で500人の学生を対象に、DRMパラダイムという実験がなされた。

第1回面接で、(両親から聞いた)幼児期の実体験を操作して架空の体験に仕上げ、それを想起するように求められた学生は、みな(なかったことなので)否定した。ところが日を置いての2回目では、20%、3回目では40%の学生が、架空のことを実体験として語ったという。が

人は見たり聞いたりしたこを記憶するが、それが事実として想起されるのは、その体験のイメージが鮮明だからだそう。イメージ力が強いと、架空のことも事実としてして脳に入力しまう、記憶のインプランティングが起きやすいとのこと。

そう言われると、人の名前が思い出せないなどはいいほうで、誤った記憶(フォースメモリー)や思い込みは、人の好みや行動を変えるというから、用心、用心・・・

昨日車検にだした愛車が戻ってきました。次の31年3月を目標に、認知症にも用心、用心です。