お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

パレスチナ問題

放送大学の科目でいちばん好きなのは芸術関係で、次は歴史なので、昨日から高橋和夫教授の「パレスチナ問題」を視聴することにした。
現今の国際社会が抱えている、この一つの難問について、大よその知識はあるが、理解を深めたいと思う。

はじめに講師は、その要点を上げた。
①この問題は、パレスチナと呼ばれる地域での土地争いで、いわゆる宗教論争、宗教の違いが原因ではない。
②問題が生じたのは、19世紀末にヨーロッパのユダヤ教徒が移住してきた、ここ130年ほどのことで、二千年以来などとのことではない。
③この地域は、歴史的には「この土地は俺のものだ」と次々に支配者が移り変わってきたが、オスマン帝国の下では、平和だった。ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒は共存していたし、いまも、ヨルダン川西岸地区には、昔からのユダヤ教徒が生活している。
④現在パレスチナは、イスラエル、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区に分けられるが、パレスチナ人によるパレスチナ自治政府の支配は、限定的であり、特にイスラエルにより土地を奪われ難民となったアラブ系の人たちのほとんどが居住しているガザ地区は、青空の監獄といっていい。
⑤最大都市のエルサレムは、イスラム、キリスト、ユダヤのそれぞれの聖地であるため、いっそう複雑である。

今年は、生長するのが遅くて、やっとチョウチンが生りました。