お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

オスロ合意

今日視聴したパレスチナ問題は、オスロ合意の話だった。

1993年ノルウエーのおぜん立てで、PLOとイスラエルと間で和平合意がなされ、クリントンの立会いの下、ホワイトハウスでアラファトとラビンが握手して、歴史的和平がなるかにみえた。(二人はこれによりノーベル平和賞を受けた。)
パレスチナ国家樹立を念願に立ち上がったアラファト率いるPLOはユダヤ人追い出しに走ったため、イスラエルはテロ組織として敵対し、長い闘争が続いたが、やっと和平の道が開けた。

その合意の内容は・・・
①パレスチナにおけるユダヤ人国家とパレスチナ国家を相互が承認し、共存する。
②ガザとヨルダン川西岸地区のエリコをパレスチナ暫定自治区として、先行自治を実施する。
③他の地域の自治については交渉をすすめ、1999年までに終了する。

ところがこの歴史的な和平プロセスは、1995年のラビンが極右のユダヤ人青年に暗殺されて、アラファトの夢はかなわず、頓挫した。その後は、いまに至ってもパレスチナは、ほとんどの地域がイスラエルの占領状態のまま、イスラエル一国が中東で孤立しているのはご承知のとおりである。

どこの国でも、右翼とか左翼とか、過激思想の人たちがいて、なんでもぶち壊してしまうように思えてならない・・・