お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

イスラエルの安全保障

放送大学でパレスチナ問題についての講義を視聴しているが、昨日は第一次中東戦争以後の第二次、第三次と続くイスラエルとアラブ諸国との武力衝突の話だった。
ナチスによるホロコーストに同情したヨーロッパ諸国の支援で、ユダヤ人は1948年自らの国、イスラエルを建国はしたが、それは同時にパレスチナのアラブ系住民への迫害をともなった。いわば、迫害された者が迫害者になった。
講師は、12歳で難民となった、自らの経験による著書、カナファーニ「ハイファに戻って」を紹介した・・・図書館にあったら今度読もうと思う。ペンの影響力を消すために、彼は35歳で暗殺されている。
周囲の国すべてを敵にし、平和を失って、英雄片目のダヤンを生み、戦争を繰り返してきたイスラエルが、最も重視するのが、いま日本も直面している安全保障である。
講師は、次の4点を上げた。イスラエルは民主主義体制下の、最も優れた武装国家なのである。

①優秀な諜報機関「モサド」
②強大な戦力:国民皆兵、17万といわれる最新武装の通常兵力、核の保有
③最後まで戦うユダヤ人のエトス「マサダの誓い」
④アメリカの後ろ盾:軍事費の援助並びに武器の供与、在米ユダヤ人組織「AIPAC」の存在

庭にいい香りが漂ってきた・・・キンモクセイが咲き始めました。