お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

生(なま)に接しないと・・・

昨日視聴した講義は、コンピューターと音楽の話だった。音楽は聴くだけで、まったくと言っていいほど、その知識は乏しい。

聴くのは好きなので、音楽会にもときどき行ったが、この頃はもっぱらCDばかり・・・それも買うより、ツタヤで借りてきて、パソコンに取り込み、空のディスクに落としてきた。そして、車に乗ったときにかける。
こういうことができるようになったのは、音情報をディジタル化する技術の発達による。話の中で、音の3要素である音程、音量、音色がそれぞれ128だということも知った。

知人である芸大教授だったN氏は、CDはだめで、生を聴きなさいとよくいう。その意味が、一連の講義を視聴して分かったような気がする。

ディジタルの世界は、視る、聴くも限りあるのに対し、アナログの世界は無限である。音でいえば、耳で聞き取れる可聴の世界に対し、超高周波をも包含する全体の世界である。
そして、人は音楽を耳だけで聴くのではなく、身体全体で受け入れるという。

音楽に限らず、生に接しないと、ほんとうの感動はえられない・・・

今日の仕事は、食器棚のつがいが壊れたので直した・・・二流品は見てくれはいいが、細部のこういうところが、ダメと分かった。