お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

聞くものではなくて、実践するもの

昨日秋きゅうりを植えて、畑仕事が一段落したしので、今日は久しぶりに放送大学に出た。
一度受け始めた、音楽とは何かを人間情報学的にアプローチする講義が中途半端になっていたので、その9回目を視聴した。
「共同体を支える音楽」のテーマで、いまも狩猟採集生活を送っているアフリカのブッシュマンに始まって、セネガルのタムタム、タイの少数民族の歌垣、世界無形遺産第一号のグルジアの男性合唱団、バリ島のケチャ、ガムランなどの話を聞いた。
これらの、自然発生的に生まれた、いわゆる民族音楽と呼ばれるのの特徴は、音のみを追求して、技術が高度化し、芸術化した近代西洋音楽とは、根本的に異なるという。
音だけではなく、歌と踊りと一体化している、インターメディア的で、子どもから大人まで、男女を問わない全員参加型で、高度な技術は要しない。そして、何よりも、集団存続のための共同体を支える働きをしている・・・音楽という言葉では、言い表せない人間活動そのもので、まさに、聞くものではなくて、実践するものという。
また一つ鱗が落ちました。

イチロー選手、おめでとうございます・・・人として、トータルにりっぱだ。