お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

クリスト&ジャンヌ・クロード

放送大学で、今日の芸術のテーマで、クリスト&ジャンヌ・クロード、村上隆の話を視聴した。
正直言って、分かるような、分からないような講義だった。

クリストについて言えば、包むということが、芸術になるのかということ・・・包むことによって、或るものを変貌させ、そのものが元々もっていたものを、その変貌を介して、対比的に強調し、意識化させるという、包むアートの基本的な戦略を考え出して作品化したという解釈。

クリストは、妻のジャンヌと共同して、公共建築物を包むという芸術行為に向かったが、そのプロジェクトの頂点がライヒスタークで、ドイツ国民全体を巻き込み、ドイツのドイツ的なもの、ドイツの本質を白日の下にさらした作品になったという。

クリストの芸術は、このプロジェクトの実現に要した、20年以上に及ぶ粘り強い説得のプロセス全体が芸術であり、社会の現実そのものを作品化することにあり、しかも一時的な存在として、作品を所有させず、投機の対象にもさせない、観た人の記憶の中に存在するもの・・・そう一応は理解したが・・・