お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

仲人口

今日のおしゃべり会は、降雪のせいか、参加者は少なかったが、みなさんのお話で、いつの間にか時間が経った。話はそれぞれで、わがは家内との結ばれるに至ったときのことをしゃべった。

東京から一人やってきて、結婚ということが、どういうものなのか、まったく知識がないままに、Kさんという方の紹介で、お見合いをした。家内は、地元で百年以上続いている商家の娘で、いわゆる花嫁修業をつんで、家業の手伝いをしていた。父親は、地元でそれ相当の社会的地位もあり、財産もある家に嫁がせるつもりでいたようだった。
それがなぜ、見知らぬ男との話にのったのか、私のことを、いろいろ調べてみて、評判が悪くなかったので、腹を決めたらしいが・・・もう一つは、東京を離れる時にもらった退職金を土地にしていたのもプラスしたよう。さらに一つ仲人口があった。当時東京で兄がブラジャーとコルセットの製造販売をしていた。それをKさんからは、兄がブラジルでコーヒー園を経営していると聞かされたという。
ブラジャーとコルセットが、どうしてブラジルでコーヒーに化けたのか、真実は不明なまま、いまにいたるまで、仲人にだまされたと家内はいう・・・縁談ばかりでなく、世の中で行われることは、半分あるいはそれ以上、だまし合いの要素が含まれていると思ったほうがいいし、よい意味で、それが必要なケースもしばしばある。

今日の写真は、会館前庭の満開の紅梅、Nくんからいただいたラスベガス土産、そして雪の中から掘ったダイコンです。