お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ルコント・デュ・ヌイ「人間の運命」を読む

県立図書館によって、この本を読んだ。ルコント・デュ・ヌイはフランスの故科学者、人間を研究し、追求した一人である。

この書の紹介に「良心はたえず苦しめられ努力をしなければ生きてゆけない。意識的な努力が必要 なのであり、それが進化の最終形態なのだ。それでは一体人間はどこへ向って進化し 続けるのか。本書はその鍵を与えてくれる。」とある。

人類の進化は、けっして無目的なものでなく、良心と叡智によって「道徳的完全者」に近づくものだという主張を科学者の立場から立証したと評されている。
また、科学と宗教の境界線上の人ともいわれる。

現在、人間の進化の段階は不完全な状態という。それにしても、2,3日前のグアム島の殺傷事件など理解しがたいことが多すぎる。

この先、人間は私はどうなっていくのか。人間の将来に希望の道を啓いた書というから、ルコント・デュ・ヌイが信じたように、信じよう。