お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

Nさんの奥さん―その後

先月救急車で運ばれたNさんの奥さん、昨日旦那さんと車から降りて家に入るお姿を拝見した。
もう退院したという。

病気はメニエルだったそう。メニエルは内耳の病気で回転性のめまい、難聴、耳鳴りを繰り返す原因不明の難病。
発症には、ストレスが強く関わっているといわれている。

奥さんは、もうお孫さんもおられるし、年配かと思っていたが、まだ60前だという。外からは、まめで綺麗好きで、夫婦仲もよくて幸せそうな家庭に見える。

今の地に移る以前、近所に知人でメニエル病をかかえた年配の未亡人がいた。一人暮らしで、とても人のことに口うるさく、怒りっぽい方だった。
ストレスをためやすい性格が目に見えていた。それを周囲に発散していたのだろうか・・・

ストレスは、おとなしい人ほど内に溜めやすいといわれる。

先年他界した、私といちばん気が合った兄は、とても温和な人物だった。
しかし、義姉の話では、いっしょに寝ていて、夜中に顔を殴られたことがあったという。兄は夢を見ていてうなされることが、たびたびあって、その時もそうだった。
溜まったストレスが、夢の中で暴力になって発揮されたのだろう・・・

そういう私も、ときどき悪い夢を見てうなされる。家内がいうには、声をあげるそうだ。

この頃、うなされないのは幸いだ。


今日も雨が降って、だいぶ涼しくなった。庭に出たら、今年初めてお目にかかるアカトンボがバラの鉢植えに止まった。

小さなアカトンボだ。