お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

記念のバラ

この暑いのに、鉢植えのバラがまた咲いた。
このバラは、8年前に退職した際に同じ職場のみなさんから贈られた花束の中にあった。

その花束は、しばらく家の花瓶にさされて飾られていた。他の花はやがて枯れていったが、何種類かあったバラは家内が庭隅にその枝をさした。

このバラはその中の一本で、これだけが枝刺しに成功したわけ・・それを鉢植えにして育ててきた。

蕾をつけて、花を咲かせるようになってからは、3年ほどだろうか。
淡いピンクの小さな花が、バラの季節には咲かないで、遅れて咲く。それも一度には咲かない。一輪づつ次々に花を付けていく。
いまも次の蕾が開き始めた。

この記念のバラは、いつまで毎年咲き続けてくれるのだろう。

退職後の人生を共してほしいと願っている。