お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

松とバラ

先日、家内が鉢植えの松の枝を勝手に切ってしまって、わがの怒りを買った。それがあってか、その枝とこれもいわれのあるバラとを材料にして生けた。しかもその花瓶は陶芸教室でのわが作品である。

松とバラは合うという。生け花のことは習ったことも、その知識もなかったが、門前の小僧で、池坊流免許の家内の薀蓄を耳にする長い間に少しかじったよう。

生け花の展覧会に出会うと、素通りはしない。豪華な洋風のフラワーアレンジメントとは対照的に、古来の真(しん)・副(そえ)・体(たい)を軸にした生け花の簡素な中にある美に、生けた人のセンスを感じるのが楽しい。

自画自賛になるが、家内のセンスもまあいいのでは・・・