お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

家内の趣味にあわせて

いちおう池坊の師範免許をもっている家内は、生け花を趣味にしていて、家の中に草花を絶やさない。それも生けるものは、庭とか畑とかのそこらに生えている草木で、花にお金をかけない主義である。

昨日のことだが、帰宅したら「玄関見た?」という。いつものように何気なく、靴を脱いで、上がったので目に入らなかった。
玄関には、大雨で浮いてしまった未熟スイカと、わが作品の花瓶に畑のほおずきが飾られていた。

家内に比べると、わがには若い時から続けている、これといった趣味がない。今思うとそれが悔やまれるが、もうどうにもならないこと。それで、八十の手習いで陶芸教室に入れていただき、今日も行ってきたが、毎週土曜日器物を作っている。茶碗にはじまり、いろいろ作ってみたが、この頃は、家内の趣味にあわせ、花びんを中心においている。