お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

生け花

今日もカレードでの陶芸教室があった。先週作った茶碗3個を生乾きのうちにと、高台を削って終わった。あとは完全に乾燥させる。

帰りに、展示場の生け花展をのぞいた。わがは生け花をしたことはないが、家内がいちおう池坊教授の免許を持っている。その影響を受けてか、知らず知らずのうちに門前の小僧で、鑑賞眼もついてきたよう。
どの作品にもそれなりのセンスを感じるが、ふだんあまり目にすることのない草花、洋花などを材料にしている上、また花器も別品で、展覧会のための生け花の感が否めない。

家内のはまったく違う。ふだんのわが家の生活の中で、玄関をはじめ、座敷、居間、キッチン、トイレ、洗面所などに、いつも欠かさず花びんを置いて、時期の草花から木の枝葉など飾る。お金を出して手に入れるものは、まずないといっていい。庭や周辺にあるものを使う。

豪華とは程遠い、正反対の質素そのもので、これが生活のうるおいになっている。