お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

人生マラソン

町の長老の一人が89歳で亡くなった。昨日のお通夜に参列した。こじんまりとした家族葬で、親戚のほかは町の人が主だった。
写真が趣味で、町の文化祭には、いつも出品されていた。

班もいっしょの、お宅も目と鼻の先。深いお付き合いはしてなかったが、私の現役のときは、選挙のたびに、職場の推す候補者の後援会リストに名前を載せていただいた。

そんなこともあって、収穫すると、自作の野菜をいつも差し上げていた。

このあたりでは、いちばん先に家を建てられたと思う。子どもは二人で、私が移転してきた時は、長男夫婦との二世帯家族だったが、奥さんが先に亡くなり、ついで働き盛りの長男の突然死、折り合いが悪かった嫁の家出など不幸が続いて、最近はお孫さんとの二人暮らしだった。

それでもしっかりされていて、日常生活では軽自動車を運転していた。車を止めたのは去年、代わりに3輪自転車に乗るようになった。
その自転車に乗っては、私の家の前を通ってスーパーに買い物に行ってたが、近頃その姿を見なくなった。

喪主のお孫さんのあいさつでは、この3月に脳梗塞で入院し、最後は老衰だったとのこと。

アバウトに、日本人の生存率は80歳で50%、100歳で5%、125歳で0%だそうです。
同年代の人間は、80歳までに半分が死に、81歳から100歳の間に残りの9割が死に、125歳では0になる計算です。

人生はマラソンといっしょ、80歳の中間点を過ぎてから、生き残りの勝負がはじまるのでは・・・


この木、何の木、気になる木・・・
山の木です。11月の今頃ぶどうのように赤い実をたわわに付けます。
先年、カラスの大群が集合して、さかんに啼いてました。この赤い実を食べて、吐いた痕跡がありました。
きっと毒があるのでしょう。

分かりました・・・イイギリ(飯桐)という木のようです。