お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

母の命日

今日は亡き母親の命日。中学2年のとき逝った。享年57歳。今では死ぬことはない腸閉塞で、戦後の食糧難が災いした。それから63年経った。生きていれば120歳になる。父親が逝ったのは小学2年のときだったので、印象はあるが、薄い。母親の記憶は、はっきりと残っている。

小学5年で集団疎開したとき渋谷駅で見送ってくれた顔、家に帰ってきたとき台所から現れた顔、冷たくなった顔・・・いまでもくっきり浮かぶ。

そして、何かと口うるさくいわれた記憶、やれ、いまの家内もいっしょだ。何で、女は何かにつけすぐ文句を言うんだろう・・・

もう誰かに生まれ変わっているかもしれないが、好きだった酒を買ってきて供えた。