お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

人間到る処青山あり

今日は81回目の誕生日だし、春の彼岸の入りにもなるので、朝から墓参に行った。
思えば、両親はともに享年57歳だったから、はるかに長生きしたもの・・・両親もいまの医療が受けられたら、そう短命ではなかったろう。
生まれた所は東京も渋谷、ちょうど彼岸を迎えて、朝母親がおはぎの準備をはじめたら、陣痛がはじまって、家で生まれたという。
渋谷といっても、当時はまだ家の前は畑で、道も舗装されていない、家並みはあったが、半分田舎の雰囲気があった。そこで小学5年の4月まで暮らし、5月に一人、学童疎開で富山に移った。
生まれた家は貸家で、一家が大森に引っ越してから、戦災にあっているので、わが家族は運がよかったといえる。それから一度も訪ねたことがなく、今は、飲み屋街になっていると聞いている。
そういうわけで、私には故郷と呼べる所はなく、人や土地のつながりもなく、親も早く死んだので、良い悪いは別にして、「人間到る処青山あり」を願ってやってきた。
縁あって、ここ石川の地に安住し52年・・・あっという間でした。

夕方からは、雨だというので、午後は畝に穴を掘って、雑草を埋めました。