お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

渋谷を離れたのは・・・

渋谷を離れたのは、昭和20年(1945)の4月だった。
大東亜戦争が厳しくなって、東京は毎晩のようにB29が空襲にやってきて、夜はオチオチ眠れなくなった。避難するにも、子どもは足手まといになるので、小学5年のわがは家族と別れ、学童疎開に参加して、富山県のお寺に移住した。
お寺なので、今も残っている。ここで半年ほど集団生活を送り、飢餓とノミシラミを知った。
この体験がわが人生の宝になったなあ・・・

終戦となって、東京に戻ったが、わが家は大森に引っ越していた。