お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

寝巻がいい

入院中はずっとレンタルの寝巻で過ごした。寝巻は前開きなので、診察のときばかりでなく、いろいろと都合が良かった。看護婦にシャツは着ないのかと聞かれたことがあったが、子どもの時からわがは裸に寝巻一枚で寝る習慣をしつけられたので、いまもそれが続いていて、下着はしない。母親のしつけというものは、恐ろしいものだと思う。他にもいろいろあるが、母親は肩は温めて、冷やさないようにしたので、いまも、熱い湯に肩まで浸かったり、掛け布団は肩までする。こういうことばかりでなく、性格や行動面にも、自分が気が付かないだけで、影響があるにちがいない。
反対に、似なくて良かったと思うこともある。母親は女にしては、わりに大胆で勝負事や賭け事を好んだ。わがは小心で、勝負事には縁がない。

入院の延長か、退院してからも、家では昔の寝巻を出してもらって使っている。