お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

お餅

今朝まだ早いのに、ピンポンが鳴った、だれかと思ったらお里の嫁さん・・・家内の甥になるKくんがもう厄年を迎えたという。そのお餅をもってこられた。六星の詰合せで、あさ受け取りに行ったその帰り道にわが家に寄ったという。家内もわがもお餅の大好き人間で、思わぬプレゼントに与かった。
お里は鶴来のもう130年からの老舗の履き物屋で、Kくんは四代目の跡継ぎという立場にあるが、高校卒業後、神奈川の大学の進学し、大手の金融会社に就職した。以来Uターンせずに、向こうの人と結婚し、向こうの人になってしまった。三代目は自分の代で商売は終わりにするつもでいるようだから、老舗が一つ消えることになる。

今もたまに行くことがあるが、お里ばかりではなく、かっては地方都市として栄えた鶴来の町は、次つぎに商店が消えてって、本通も人通りが少なく、あまり歩いている人は見かけない。ときどき車が走っていくだけで、さびれてしまった。嫁さんの話では、賑わうのはお祭りのときだけだという。

わが町は月末にまた一部上場の大手ドラッグストアが支店をオープンする。町に活気が出て、喜ばしい。