お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

よくぞやってこれた

金沢でも開花宣言があった昨日の今日、卯辰山にある会館の電話番に出た。坂の途中にある曲がり角の家のいつも早く咲く木はもう満開だった。
今年も、こうして桜の季節を二人ともに元気で迎えられ、喜びにたえない。結婚して50年、あっという間だったが、振り返ればいろいろあったし、よくぞやってこれたと思う。

似たもの夫婦に反しているのに、二人ともよく我慢してきたからだろう。年上のわがは、苦難の時代の貧乏育ちで、それなりの苦労を味わってきた。世間の風にも当たって、耐えてきた。
一方、家内はまあまあの商家の、不自由のない苦労知らずのお嬢さん育ちに近い。しかも一度も外の世界で働いたことがないから、世間知らずに近い。性格が明るくて、根暗のわがとは正反対である。

かえって、この違いがあったからこそ、よかったのだろうか・・・