お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

見ることは考えること

錯覚について2回目の講義を視聴して、見るということがどういうことなのか、あらためて理解できた。
人は、目だけで物を見ているのではなく、目を通して物を見ているといったほうが正しいよう・・・その仕組みとはたらきを分かりやすく説明してくれた。

目の構造はカメラによく似ているが、はたらきには大きな違いがある。それは網膜という平面の二次元の世界を三次元にとらえる、奥行きの知覚が同時に働いて、見ていることだという。

また、「見ることは考えること」で、視覚と同時に無意識で知覚がはたらき、脳に記憶されている既成の知識、経験に基づいて、見ている物が決定されるという話だった。

実際に、なんだか分から絵をみせられたあと、水に浮かぶ鳥の絵と明かされると、はじめの絵に鳥が見えるから不思議であった。
また離して両手の人差し指を立て、前後に動かしても、指の長さは同じに見えるが、両指を重ねると、近くの指は大きく、遠くの指は小さく見える。
なるほど、なるほど・・・

東京に錯覚美術館というのがあるそうで、錯覚をアートにした研究者のお話も面白かった。

やっとわが家の鉢の白梅が咲きました。今年は花付きがよくありません。