お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

嬬恋・日本のポンペイ

今日も雨、畑仕事も一段落したし、近接しているクリニックと放送大学へ行った。
はじめはクリニックで、2カ月置きの糖尿病診療で、お定まりの医者の話をきいて、検査と投薬を受けた。
1割負担なので、1,720円で済むが、領収書からすると、その内訳は、アバウトに薬代9,000円、検査料6,000円、診療代2,000円で、製薬会社がいちばん儲け、ついで検査機関、医者の順のよう・・・わずか15分ほどで終わり、車をクリニックにとめたまま、放送大学へ。

今日は1科目視聴したあとは、読書にあてた・・・読んだのは「嬬恋・日本のポンペイ」で、天明3年(1783)の浅間山大噴火で埋没した鎌原村発掘調査報告書と帯にあった。
この本の最初のページは、災害のあらましで、火砕流が発生し、麓の村々を襲って、死者・行方不明者は2千人と言われ、特に鎌原村(現嬬恋村鎌原地区)は住民570人中477人が死亡、全村93戸がすべて瞬時に埋没したか、家屋・人馬ともに流された。

本は、その埋没村落の発掘調査による悲劇の記録であった。
村は、その後生存者93人によって蘇ったが、調査地は一部なので、今も地下4、5メートルに当時の村が埋もれている所があるという。
因みに、助かった93人は、足の弱い年寄り、女子どもで、いちばん近くの低い観音堂に上った。元気な若者たちは、高い山を目指して逃げたが、熱泥流に巻き込まれたという。

今日の花は、矢車草・・・一年草ですが、畑で育てたのが、種がこぼれて、毎年咲くようになりました。