お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

アラハン

いつもの通り会館に顔を出してから、今日はちょっと早いが、奥卯辰山へ彼岸前の墓掃除をして、帰りに糖尿の血糖値検査を受けた。
検査は2カ月おきにしているが、ずっと良好で、今日も食後血糖が115だった。血圧も110に、70でまったく問題ない・・・この分なら、まだまだ元気で生きられそう。
今朝のあさイチで「アラハン」という新語を知った・・・アラウンド・ハンドレッドということらしい。達するには、まだ20年足らないが、いま、百歳を超える人が、6万人を超えたという。果たしてそのうち、何人が健常者なのであろうか・・・それをちゃんと報道してほしいものだ。元気でいる代表なのか、篠田桃紅さんが登場した。何でも、アラハンの著書が、若い女性の間で人気が出たそうで、午後本屋に行って、座り読みした。

読んだのは、桃紅さんの、昨年ベストセラーになったという「103歳になってわかったこと」・・・書いてあることは、みなうなづける。
ただ、桃紅さんは、DNAもよく、育った家庭もよく、よい教育も受け、時代の制約を寄せ付けずに、自分の生き方を貫けた。苦労らしいことは戦時中に結核と戦災を経験しているが、それは当時はめずらしくなかったこと。

若い女性が、何に共感するのか分からいが、年寄りのいうことは、年寄りになって悟れたこと。若いうちは、辛いこと、苦しいことを十分に経験したほうが、よい人生を送れると思う・・・ちょうど大病を患って、本当に健康のよさが実感できるようなものだ。

載せた写真は、卯辰山の梅林、流行らないクリニックの待合室、本屋の本棚、それに、花を咲かせた鉢植えのシュンランです。