お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

ハイパーソニック・エフェクト

今日視聴したハイパーソニック・エフェクトの話は、たいへん興味深く、これも目から鱗だった。

人の耳では聴くことができない音、20kHzを超える高周波音も脳に働いて、その音楽情報が報酬系を刺激し、人に美と快をもたらすということが明らかにされた。
面白く思ったのは、この発見がなされたのは、学問分野からではなく、芸術の分野に始まったとのこと・・・しかも、日本でなされ、学者で芸術家の大橋力(山城祥二)先生の研究に始まった。
そのハイパーソニック・サウンド(超音波の音)の生理的研究も、新し実験装置により進められ、脳の報酬系が活性化することや脳波データではアルファー波が増大することが判った。
音楽でいえば、ピアノやオーケストラの音は、20kHzどまりであり、ガムラン(インドネシアの民族音楽)や日本の尺八などは、100kHzにもなる音域に及ぶということで、エフェクト(効果)がある。
超音波を人がどこで感じるのかというのも面白い・・・20kHzまでの可聴域は、耳からであるが、それを超える音は、体表面で受容するという。
人は音を全身で感じるということで、ライブでエキサイトする現象も理解できるし、これからは医療分野での研究が期待される。

いま、車の運転中は、ピアノのCDを聴いているが、民族音楽に代えてみよう・・・

ハイパーソニック・エフェクト(英: Hypersonic effect)は、可聴域を超える周波数成分を持った音が、ヒトの生理活動に影響を及ぼすとする現象、学説。
ヒトの聴覚能力はおよそ20kHzが上限とされ、それ以上の周波数を持つ音波は人間にとって聴こえないため音とみなされてこなかった。しかし近年では脳機能イメージングといった客観的手法により、超音波を含む音の全身(聴覚と身体)での聴取が、生理活動、主に脳活動で快さを示す反応をもたらすことが報告されている。
この現象は大橋力(音楽家山城祥二としても知られる)らによる先駆的研究で知られ、ハイパーソニック・エフェクトと名付けられた。未解明点の多い現象ではあるが、米国生理学会(英語版)の学術誌Journal of Neurophysiology(英語版)のウェブサイトでは長年閲覧上位にランクされるなど高い関心を集めている]。(ウイキペディアから引用)