お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

琵琶と尺八の話

今日は雨なので、放送大学へ・・・琵琶と尺八の話を視聴しました。

日本の伝統楽器の音を最新の音響装置で、情報科学的に分析し、解明する話でした。
琵琶も尺八も源流はオリエントで、西と東に伝わっていったという歴史を持っているが、その後の発展は、相反する方向だった。

西の楽器は、だれでもが、音をより効率的に出せるように、弦も穴も増えていった。しかし、東の果てにいたった琵琶、尺八は、日本でより単純化され、弦も穴も減ったという。

西の楽器は、精密で音階を出しやすくなったが、日本の伝統楽器は演奏者の技巧によってきまる。尺八などは、顎振り三年とかいって、素人は音も出せない。しかし、指使いと吹き方で、出る音色は無限といってもいいとのこと。
音色の分析では、リュートやフルートが可聴域にとどまるのに対し、琵琶、尺八は自在性、多様性に富み、超音波の領域にも達するという。

世界において、匠の技がアナログ的な日本文化の優れた特性であるということを、再認識しました。

帰りに銀行に寄ったら、大勢の人・・・そういえば、今日は4月の最終営業日でした。