今日の談話会で愛犬のことになったら、いつもあまりしゃべらないS夫人が話した。
S夫人は、先だった夫の愛犬レトリバーの世話をして、広い家に息子家族と暮らしている。
愛犬はもう13歳で、歩くのはよちよち、心臓も悪いので薬を飲ませている。その上よく毛が抜けるので、毎日たいへんらしい。
「この子が死ぬまで、私は死ねない」という。
嫁さんは、よけてとおるほどの犬嫌い・・・大きいので、人手がいるときは息子に頼むらしい。
老犬の介護の日々を送っているが、かえって、それが生活のハリとなっているという。
亡き夫とも重なっているようで、深い愛情を受けて、幸せな犬だ。
生垣風にしているクロチクが伸びた。隣家の子どもが七夕に使うのを残して、後は刈り込む。