お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

バラと競争

12月に入ったというのに、鉢のバラが一輪開いた。

このバラは、退職の日に職場のみなさんから頂いた花束の一本で、しばらく玄関を飾った後、家内が庭の一隅に挿し木して、育った。

同時に何本か挿した中で、生き残ったのは、このバラだけ・・・今年は退職後10年目に当たるから、管理が悪くて、大きくならないが、10年物なのだ。

振り返ると、あっという間の10年だった。
辞めた当座の1年目は、毎日が日曜日で、いまも通っているが、もう一度勉強しようと、放送大学に聴講生資格で再入学した。

2年目になって、以前から外部役員していた公益法人に招かれ、パート職員として勤務した。
5年後、法人の経営不振のため、アゴアシもつかないボランティアとなって、今日までフリーで仕事をつづけている。

生涯現役とは、口幅ったくていえないが、気持ちだけはそのつもりで、元気なうちは、バラと競争して、これからも社会的な仕事に係わりたい・・・