お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

蝉の声

家内が蝉の声がやかましいという。隣のタイサンボクと後の家のカナメモチが蝉の棲み家になっている。

耳の遠くなったこの私にもよく分かるから、そうとう大きく聞こえるのだろう。家内は眼を悪くしたが、耳はするどい。すかし屁にも気づく。

眼には自信があった私だったが、この頃はその眼が怪しくなった。眼が疲れやすくなったのだろう、すぐ視界がぼやけてくる。当然視力も落ちてきているが、まだ家内よりまし。

それを互いに補いながら生活している感じだ。

小さな字は、私がレンズを使って読む。明るさ、色合いなども私が判別する。
音声は、家内が聞き分ける。誰が何をいったか、私が聞き取れないときは、家内に聞く。そんな訳で、ふだんでも家内の大きな声を出すようになった。

そして、いっしょにテレビをみるときは、音声は家内に合わせることにしている。私は画像だけみている。
テレビはNHK主体だが、そのNHKも、どうでもいい番組が多いから不自由は感じない。

どうしても見たい番組は、2階に上がって、一人でみる。