10時から北部斎場で、弟の私が斎主を務めて祝詞を奏上し、お別れをした。
そして父母の墓のある日野に納骨した。
この世で肉体の終わりを迎えた魂は、魂の世界であるあの世がこれからの安住の地で、一日も早く、あの世の住人となるのが、魂の幸せということを、私は肯定している。
そういでない魂は、救われない霊として、この世に漂い、さまようという、日本人の伝雨的な宗教思想の持ち主でもある。
兄の魂がそういうことなく、わが住処とした肉体の死を死として受け入れ、あの世へ旅立つように、心を込めて祝詞を奏上した。
神、霊魂を信じるということは、その存在を肯定的に受け止めて、それにもとづいて生活することであるという考えに立っている。見たり聞いたりできるわけではない。
人は心の持ち方、考え方で、その人の人生が決まる。
今をよりよく生きられる心の持ち方、考え方を、これからも探求していこう・・・