お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

パラダイス

おくやみ欄に知人のS氏が載ってたので、今日葬儀に参列した。享年72歳で、家内と同い年だった。

元同僚のH氏とN氏も70歳はじめだったが、年長ではない、自分より下の方が亡くなられると、なぜか、心ひかれる。

また、まったく知らない人でも、事件や災害などで、子どもや若い人の早過ぎる死を知ると、可哀そうで、何とも言いようがない・・・
かっての職業上の体験で、いちばん辛かったのは、学生の死に出会うことだった。それが在学生が何千人もいたので、必ずといっていいほど、年に数件起きた。

できることなら、人の死に会いたくないが、それは自分も含めて、まったく通用しない話・・・死後の世界があるとして、極楽や天国(パラダイス)を夢見て、ご冥福を祈るしかない。

先日視聴した講義の中で、パラダイスの話があった。キリスト教支配の中世ヨーロッパでは、人々がいちばん願った、究極の場所・・・もとはアダムとイブが幸せに暮らしたエデンの園をさす。

ヨーロッパ人がすばらしい庭園を作ったのも、それが権力の象徴でもあると同時に、現世天国としたようである。
平等院もそうだから、人の願いは共通なよう・・・