お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

あっという間の人生

二回目になる東京オリンピックが始まった。この身にとって感慨深いのは、第一回の1964年(昭和39年)に生まれ育った東京を離れて、石川の地に移ったことにある。第一回はちょうど白黒テレビが出始めで、東洋の魔女と騒がれた大松監督率いるバレーチームの活躍や、ひたすら独走するアベベの姿が思い浮かぶ。

以来57年目の歳月が流れている。いまここを永住の地として老境を迎え、強く感じるのは、いろいろと経験したが、あっという間の人生だったということでしかない。
そして、現在の心境を問われれば、わが人生を共にしてくれた家内と末永く、仲良く暮らすことがすべてである。