お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

令和2年最後の日

今日は令和2年最後の日、新しい年を迎えるのにもう忘れたものはないかと思ったら、家内がお雑煮に入れるネギを買い忘れたという。それで、雪が止んだ合間に畑を掘り起こしてワケギを取った。ネギの代わりに使う。

お雑煮は地方によっても、その家々によっても作り方が違う。家内は鶴来の出で、ばあちゃんのした昆布だしに切り餅、なると、ネギをまねする。若い時は、他人の家で馳走にあずかることが多かったのでいろいろあったが、いまも忘れないのは、やはりおふくろの味。まさに雑煮で、人参、大根、里芋など野菜に切り餅を入れて煮込んだ。そのお椀に、もんで細かくした海苔と鰹節をふりかけて食べた。金沢にきて、おすましに三つ葉、丸餅のお雑煮をはじめていただいたが、これもさっぱりしていていいと思う。

これでもう忘れたものはなかろう。