今日も放送大学で西洋芸術の講義を視聴した。ロマネスクとゴシックの違いについてで、講師はこう対照した。
ロマネスク:超越、神秘主義、プラトン主義 ゴシック:現実、合理主義、アリストテレス主義
芸術と哲学は深く関わっている。西洋芸術はプラトンとアリストテレスの哲学がその根底にあり、それが今日においても二大潮流となっているという。
芸術の鑑賞は、古典から現代アートに至るまで、この二大潮流の中で繰り広げられているとみて、理解できるように思った。すべて物事は究明していくと、その根底には哲学がある。プラトンの理想とアリストテレスの現実、この相対する哲学は、ともに世界の本質を極めるが、わがは西田哲学がいう絶対矛盾的自己同一にあると考えている。
理想を持たず、現実に流されきたのがわが人生だったなあ・・・