今日の朝刊は特別号まで組み、星稜準優勝の記事で埋めつくされていた。それほどまでのニュースだったのだろうか・・・その評価がくされるのは、将来の奥川投手にかかっているであろう。
決勝戦では、惜しくもホームランも打たれ、5点を失なったが、それまでのピッチングはまことにすばらしく、将来を嘱望される投手にちがいない。
チームとして、監督として、学校として、石川県民にとっての立場からは、優勝がいちばん望ましかったが、奥川投手個人のことを思うと、ほんとうに貴重な体験をしたのではなかろうか。
それは、ホームランを打たれた一球に泣いたことである。この一球の大切さを身にしみて知った体験が、将来の大成につながっていってほしい・・・多いに期待する。