お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

突然変異は名前を変えたほうがいいのでは?

昨晩のNHKスペシャル「人体Ⅱ遺伝子」は興味深かった。
これまでゴミとされてきた遺伝子のない98%のDNAのなかに、すばらしい働きをするものがあることが発見された。それをトレジャーDNAと名付けて、その話だった。どの話にも驚かされたが、特に関心を持ったのは、人類進化のキーである、環境に適応して生き抜く力の源泉がDNAに潜んでいるということ。

10分以上、深さ70メートルの海中に潜って、漁をするバジャウと呼ばれる海上生活者。酸素が40%少ない4000メートルに暮らすチベット人。アザラシと魚に肉食だけで健康な北極圏の人たち。みな奇跡的な能力をもつように進化を遂げてきた。

そして、この進化はDNA98%の部分の突然変異によって生み出されたという。またあらたに分かったことは、父と母のDNAが合体するとき、突然変異が70回はおきるという。子どもは、父と母の双方からの遺伝ばかりでなく、両親にはない、あらたな能力や資質を持つことになる。

70回も起きるとすると、もう突然とは言えない・・・突然変異は名前を変えたほうがいいのでは?