お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

流れ流れて・・・

今日は土曜で陶芸教室のある日、昨年の11月に体験教室に参加したのが最初で、もうすぐ始めて一年になる。その間にできた作品は、しょうもないものばかりだが、床の間の横に山にして置いてある。貰い手もないままだが、さすがに捨てがたく、しばらくはそうしとこう・・・

陶芸の先生からわがの姓について聞かれた。ここ石川ではあまりない名前だからだろう。
亡父は静岡も山の中の出身で、次男なので東京に出て、渋谷で所帯を持った。そこでわが兄弟は生まれた。学生のときに、一度ルーツをたどって、父親の実家を訪ねたことがある。驚いたのは、庭先に先祖代々の墓がずらっと並んでいたことで、その墓碑を書き写してきた。

初代は喜ヱ門といって、天正18年(1590)に没した。関ヶ原の10年前である。言い伝えによると、喜ヱ門は息子の仁右エ門とともに武田軍下で、天目山の戦いに敗れて、山中のこの地に逃れ住んだという。わがは喜ヱ門からは12代の末裔になる、流れ流れて石川にきた落人の子孫というべきか・・・