お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

他人事ではなく・・・

ともに青少年育成事業の林間学校にたずさわってきたY氏のご母堂が亡くなられた。御年92歳だった。お父上は健在で喪主をつとめた。お葬式が札幌だったので、香典だけですませたが、いろいろ大変だったと思う。

Y氏も札幌出身で、東京の大学を出てから金沢で就職し、林間学校で知り合ったHさんと結婚して今日まで金沢に居住している。彼は、3人兄弟の長男で、後の二人は妹なので、両親の面倒をみなければならない立場にあった。一般に世間ではこういう場合、年取った両親を引き寄せるか、それとも札幌に帰るか、ほかの誰かが面倒をみるかになる。しかし、事情は知らないが、そのいずれでもなかたった。

彼の両親は子どもが家を出てから二人きりになった生活を続けてきた。しかし、10年は経っていないと思うが、彼の父は、連れ合いが先に認知症になってから、札幌の家土地をすべて処分して、二人して老人施設に入居し、今日を迎えたのである。

他人事ではなく、わがの場合にも当てはまる。先にぼければ選択肢はないが、そうでなかったらどうするか、息子にも嫁さんにも世話になりたくないから・・・

写真はお返しの品と、帰りに寄ったかかりつけ医の芝生の庭・・・こういう庭もいいですね。