お話おじさん′終活記

はや人生はラストステージ、いつのまにか年が過ぎ、いまがいちばん自由で、楽しい。

自分史13

高校時代は、人生では一般には青春期の楽しい思い出の残る時期だと思うが、私にとっては、悔いが残る、あまり思い出したくない負の時代だった。思い出として残っているのは、3年の夏休みに、裏磐梯にさそわれた旅行のみ。

その原因は私自身にあった。母死後は長兄夫婦と次兄が面倒をみてくれたとを、ありがたく思うことなく、成人するまで育てることなく逝った父を恨む気持ちが強くなった。そして、うつ状態になることがしばしばで、身体的には慢性下痢となった。
そういう私の世話をしてくれた他界した兄嫁には、ずいぶん辛い思いをさせたことと今も思っている。

転機が訪れたのは、高校も終わる頃だった。

結核療養で休職していた次兄が、ついに期限を迎えて失職してから、長兄と二人して、昔取った杵柄で、縫製業の会社をおこしてやっていたが、結核が再発して、まったくの窮地に陥った。
たまたま、次兄は友人に、本城千代子という金沢の霊能者を紹介され、藁をもつかむ心境ですがった。その次兄の紹介で私がはじめて、会った時、霊能者はひと言「感謝がない」と図星をついた。

私には、感謝の心がなく、父を怨み、その結果胃腸を悪くしていること。

今日の収穫は、エダマメ。